【母のこと】
この一年、母はすっかり認知症が進んでしまい、実家市内のデイサービスから始まり、約２ヶ月前より特養老人ホームにお世話になるまでになりました。
しかし、ここ最近日夜逆転の生活をするようになり、夜中に徘徊しては施設内の皆様にご迷惑やトラブルを起こすこととなり、現在は都内の心療内科に入院しています。
実は昨日、母の誕生日で88歳になりました。
せっかく末広がりの数字ダブルの歳を迎えたというのに、病院でたった一人で誕生日を迎えています。無論、自分の誕生日がいつなのかすらわかっていないと思います。
現在の私の心境は、最早以前の母は既にいなくなってしまったのだ、という感覚が否めません。
それでもまだ私を見ると
「あら、ともちゃん????」
と声をかけてくれる母。
人生初めての心の動きに、やり場のないもどかしさを抱えながら投稿させていただきました。
「お母さん、お誕生日おめでとう????」
